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彩乃の日記

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ちょいな人々

おもしろかった~
笑えて、後味のいい作品ばかりの短編集でした。

表題作「ちょいな人々」はカジュアルフライデーに戸惑う中年男性。
以前、友人がだんなさんの会社でカジュアルデーが始まったときに
「余計お金かかる。ないほうがいい。」と言っていたのを思い出した。
若いOLに鼻の下を伸ばしているおじさんたちがおかしいです。

お隣同士の庭でのバトルの話「ガーデンウォーズ」。
ちょっと話せばすむことがなかなか難しいのでしょう。
結末がなんかいいです。

「占い師の悪運」サラリーマンをやめ占い師になった男の話。
インチキ占い師の話かと思ったら違いました。
これは結末が個人的には意外だったな。

私が一番よかった「いじめ電話相談室」。
最初はただマニュアル通りに答えていただけの聡子さんが
いじめ解決のためにいろいろやってくれるようになり、
人気が出ちゃっていじめられちゃうという話なのですが・・・ 
いじめられるあたりとか本当に腹が立った。
でも、最後がいいので大丈夫!

「犬猫語完全翻訳機」「正直メール」はこんなのあったらいいなみたいな
商品だけど、実際には・・・
笑えます。

「くたばれ、タイガース」は治美の阪神ファンの彼が、
巨人ファンの父親へ結婚の申し込みに来ます。
ほのぼのしたお話でした。

どれもちょっと読むのにいい作品。
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ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)

ジウⅠ 警視庁特殊犯捜査係【SIT】
ジウⅡ 警視庁特殊急襲部隊【SAT】
ジウⅢ 新世界秩序【NWO】

先が気になり三冊ほとんど一気に読んでしまったのですが、
読了後の感想としては、なんか微妙です。
おもしろかったんだけど、なんか物足りない。

特に、タイトルでもあるジウがなんとなく中途半端な印象です。
あんまり、活躍してない。
Ⅱのミヤジと出会うあたりなどは、面白かったのですが。

それから個人的な好みですが、東警部補があまり好きになれない・・・
美咲ちゃんは彼のどこがいいの?

美咲と基子、二人女性警官の関係はなかなか面白かったです。
特に基子、いろんな意味ですごい。

おもしろい本であるのは確かだと思うのです。
連続児童誘拐事件からあそこまでの犯罪となっていくとは、
という感じです。

映像化はまだされていないのでしょうか?
映画などで観てみたい。
キャストは全く思いつきませんが・・・


骸の爪 (幻冬舎文庫)

霊現象探求家真備庄介シリーズの2作目です。
今回も道尾秀介が怖い目にあい、友人の真備庄介に相談に行きます。

舞台は瑞祥房という仏所、造仏師の工房です。
解説によると作者の道尾さんは趣味で仏像の研究をされていて、
作中に記されている知識は全てそらで書けたらしいです。
すごいですね~

いろいろ仏像について詳しく書かれています。
全く私にはない知識なので、なかなか興味深い説明でしたが、
ちょっと面倒になって読み飛ばしたりもしてました。
最近は若い女性に仏像が流行っているそうですね。
仏像に興味のある方が読んでも面白いかもしれません。

今度の事件では一段と霊現象では無くなっているような気がしました。
事件は今回も悲しい結末を迎えてます・・・
瑞祥房は今後どうなってしまうのでしょうか。



孤高のメス―神の手にはあらず〈第1巻〉 (幻冬舎文庫)

「この作品は、著者の実体験をもどに、臓器移植法成立(1997年)以前の
時代設定で書かれたフィクションです。」と最初にありました。
著者の大鐘さんは 癌の告知問題に取り組みホスピスを備えた病院を創設されたり、
手術の公開を行ったりとされた方のようです。
「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた 手術は約六千件だそうです。

この作品の前作として『孤高のメス―外科医当麻鉄彦』(第1巻から第6巻)があるのですが、
それを知らずにこちらを先に読んでしまいました。
でも、とりあ えず1巻ですが、面白く読めました。

手術の様子などはかなりリアルです。
といっても実際手術など見たことはないので本当のところはよくわかりませんが、
すごく細かく書かれています。
「鶏卵大 の腫瘤がガッチリと直腸の上部に食い込み、膀胱の右側も巻き込んで一塊となって」とか
言われても全くわかりません。
ただ、すごく難しいであろう手術を当麻 先生はすばやくこなしていく様子は伝わります。

実際のお医者さんが書いているようですが、作品の中の医療ミスの話は本当なのでしょうか。
子宮筋腫の手術中に尿管をくくってしまって患者が亡くなってしまう。
もちろん患者の家族には本当のことは言いません。
こんなことは実際にあるのでしょう か。

いろいろな医療問題がでてきそうな話です。
それから、「エホバの証人」など宗教についても詳しくて面白かった。
のまま2巻を続けて読むか、外科医当麻鉄彦を先に読むか迷ってるのですよね~

果つる底なき (講談社文庫)

銀行が舞台のミステリー。
第44回江戸川乱歩賞受賞作です。
作者の池井戸さんはかつて三菱銀行で働いていたそうです。
だからといって、この話が本当にあった話だとは思いませんが。
でも、いろいろ銀行の内部の話などは銀行勤務だったからこそなんでしょうね。

裏表紙にあるあらすじによると、
『「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。
死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった・・・。
坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のてめ、
伊木はただ一人、銀行の暗闇に立ち向かう!』とありました。

なんか読んだ内容とちょっと違うような気が・・・
このあらすじだと曜子さんがもっと出てくるのかと思ってました。
でも、話はとても面白いです。
こんなに危険な銀行勤務なんてと思いながら読んでました。

ここでもまた副支店長は嫌な人なのですね。
最近「シャイロックのこどもたち」を読んだのですが、そちらでも副支店長は嫌な人だった。



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