朝日ソノラマってなくなったんですか?
後記で「いまはなき朝日ソノラマから・・・」とあり
全然知らなかったのでそれで驚きでした。
本書はその朝日ソノラマから1995年に出た作品を
朝日文庫から2009年に出版された作品です。
舞台は中国、大唐帝国。
単行本の後記によると、作者の田中芳樹さんは高校時代に読んだ
「宇治拾遺物語」の中に、「慈覚大師、纐纈城に入り給ふ事」という作品が
心に残り、慈覚大師(円仁)が脱出したあとの纐纈城は
どうなったのかが気になっていたようです。
その後、国枝史郎の「神州纐纈城」を読んだものの、
纐纈城のその後については語られておらず、
しかたなく自分で書くことにしたのが本書なのだそうです。
田中さんの作品、久々でしたが、やっぱり読み安いです。
勧善懲悪でスッキリしているし。
特に中国史に詳しくなくても楽しめる作品ではないかと思います。
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